
目次
第1章 なぜ、キミは任せてもらえないのか?
第2章 そもそもキミ、勘違いしていないか?
第3章 キミは上司のこと、どれだけ知っているの?
第4章 任せてもらう技術(1)信頼を貯金する
第5章 任せてもらう技術(2)能力を鍛える
第6章 任せてもらう技術(3)姿勢・意欲を鍛える
商工会/商工会議所の経営指導員は、基本的に上司(事務局長・マネージャー)がいます。
世のサラリーマンと同じく、それぞれの単会(部署)の経営指導員が集まると、上司に対して「うちはこうだ」「そっちはどうだ」のような話題になります。
(経営指導員も職名であり、何も特別な存在ではなく、「世のサラリーマン」の1人であります(笑 )
得てして愚痴話になりがちですが、「本当にそうなのか?」と、自分を見つめ直すいいきっかけになる本だと思います。
ソリの合わない上司本人を尊敬する必要はない。
ただし、「あの人は性格が悪い」と騒ぎ立てていては、自分だってその上司と同類だ。(P.35)
これは「上司と部下」という関係のみならず、人付き合いの中でも大事なことだと思います。
酒の肴やガス抜き程度に話すのであれば、気の知れた仲間内だけの話題にしたいですね。
ホウレンソウをするのは、単に上司が部下の行動をチェックするためではない。真の目的は、部下が上司の知恵や経験を借りることにある。
こまめに部下から報告・連絡・相談を受けていれば、上司はそのなかから、「このまま放っておくと問題になる」というトラブルやミスの芽を見つけ出すことができる。そして自らの経験に基づくアドバイスを部下に伝えることで、物事を滞りなく進めることが可能となるのだ。
(P.39)
[170]あなたが上司から求められているシンプルな50のことでは「報告は上司に対するプレゼンである」とありました。
「ホウレンソウ」は部下が上司に対して行う義務ではありますが、「自分のため」に繋がるようにすることが大切なんだと本書このフレーズでも再認識。
「頼まれごと」は「試されごと」なのだ。
コピー取りで80点のしごとしかできない人に、次のチャンスはやって来ない。たとえコピー取りであっても120点を取ろうと頑張る人にだけ、チャンスは与えられるのだ。(P.114)
上記の「ホウレンソウ」でもそうですが、「頼まれごと」は、それに対して「自分はこれだけできます!」というアピールチャンスでもあると考えられます。
コピーを綴じるにしても具体的に指示が出て無ければ、ゼムクリップがいいのか?ホッチキスがいいのか?ホッチキスなら1箇所なら2箇所なのか?パンチで穴を開けた方がいいのか?
それらを自分で考えて上司に提案・確認するのも大事ですし、次につながる「技術」かもしれません。