2013年11月21日

[172]任せて安心な人になりたい経営指導員向け | 任せてもらう技術 − 小倉 広

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目次

第1章 なぜ、キミは任せてもらえないのか?
第2章 そもそもキミ、勘違いしていないか?
第3章 キミは上司のこと、どれだけ知っているの?
第4章 任せてもらう技術(1)信頼を貯金する
第5章 任せてもらう技術(2)能力を鍛える
第6章 任せてもらう技術(3)姿勢・意欲を鍛える


商工会/商工会議所の経営指導員は、基本的に上司(事務局長・マネージャー)がいます。

世のサラリーマンと同じく、それぞれの単会(部署)の経営指導員が集まると、上司に対して「うちはこうだ」「そっちはどうだ」のような話題になります。
(経営指導員も職名であり、何も特別な存在ではなく、「世のサラリーマン」の1人であります(笑 )

得てして愚痴話になりがちですが、「本当にそうなのか?」と、自分を見つめ直すいいきっかけになる本だと思います。

ソリの合わない上司本人を尊敬する必要はない。
ただし、「あの人は性格が悪い」と騒ぎ立てていては、自分だってその上司と同類だ。
(P.35)


これは「上司と部下」という関係のみならず、人付き合いの中でも大事なことだと思います。

酒の肴やガス抜き程度に話すのであれば、気の知れた仲間内だけの話題にしたいですね。

ホウレンソウをするのは、単に上司が部下の行動をチェックするためではない。真の目的は、部下が上司の知恵や経験を借りることにある。
こまめに部下から報告・連絡・相談を受けていれば、上司はそのなかから、「このまま放っておくと問題になる」というトラブルやミスの芽を見つけ出すことができる。そして自らの経験に基づくアドバイスを部下に伝えることで、物事を滞りなく進めることが可能となるのだ。
(P.39)


[170]あなたが上司から求められているシンプルな50のことでは「報告は上司に対するプレゼンである」とありました。

「ホウレンソウ」は部下が上司に対して行う義務ではありますが、「自分のため」に繋がるようにすることが大切なんだと本書このフレーズでも再認識。

「頼まれごと」は「試されごと」なのだ。
コピー取りで80点のしごとしかできない人に、次のチャンスはやって来ない。たとえコピー取りであっても120点を取ろうと頑張る人にだけ、チャンスは与えられるのだ。
(P.114)


上記の「ホウレンソウ」でもそうですが、「頼まれごと」は、それに対して「自分はこれだけできます!」というアピールチャンスでもあると考えられます。

コピーを綴じるにしても具体的に指示が出て無ければ、ゼムクリップがいいのか?ホッチキスがいいのか?ホッチキスなら1箇所なら2箇所なのか?パンチで穴を開けた方がいいのか?

それらを自分で考えて上司に提案・確認するのも大事ですし、次につながる「技術」かもしれません。

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2013年08月15日

[170]局長とソリが合ってない経営指導員向け | あなたが上司から求められているシンプルな50のこと−濱田 秀彦

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目次

第1章 信頼され仕事を任されるようになるための「報連相」
第2章 ひとりのビジネスパーソンとして認められるための「大人力」
第3章 主体的な職業人として高く評価されるための「仕事力」
第4章 将来を期待される存在になるための「成長力」


商工会/商工会議所の事務局長(上司)と経営指導員(部下)に限らないと思いますが、関係がうまくいってないという方は少ないのではないでしょうか?

「報連相は上司に対する義務である」という考えを改め、「報連相は上司に影響を与えるツール」ととらえるのです。報告は上司に対するプレゼンと考え、簡潔にさりげなく自分の仕事の成果をアピールしましょう。(P.17)

「報告」ではなく「プレゼンテーション」である。
つまり、自分のアピールという観点はおもしろいですね。

こうなると積極的にガンガン報告したくなります。
それが、人事評価に繋がればいいのですが…


雑談を通じて他者との関係を作るのは、ソーシャルスキルというれっきとしたビジネススキルです。
ビジネスを拡大しようとすれば、新たに出会った人との関係づくりはとても重要なポイントになります。そのソーシャルスキルを鍛える場として、最も身近なものは昼休みなどの職場の雑談です。
(P.112)


雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルールという本の中で雑談のきっかけとして「フリスク」が良いというのを読んだのを思い出しました。

「お1ついかがですか?」で始まる雑談です(断られたら「ミントダメですか?」という会話の糸口に繋がるそうです)

中小企業大学校の研修でも休み時間の雑談は有意義だったりします。
喫煙者の方は喫煙所に自然に集まるので雑談しやすいみたいです。


「セレンディピティ」という言葉をご存知でしょうか。これは、「求めずして思わる発見をする能力」のことです。例えば、「他の実験の失敗から画期的な発見をした」という科学者や、「仕事を手伝ってくれる人を探していたら結婚相手が見つかった」という人はセレンディピティの高い人です。(P.172)

これは「巡回指導」でよくあります。

会員さんのところで向かう途中で「あれ?内装工事(開店準備)してるぞ」とか「行った先で他の事業所さんがいて一緒に話をしたりと当初の目的以外に「おみやげ(情報)」を得ることができます。

これは意識してアンテナを立てていると、ビンビン「セレンディピティ」をキャッチします。
時間に余裕があれば、ちょっと気になっている所に寄りながらというのもアリだと思っております。

それを上司への報告に加えれば、人事評価も上がる!…かな?



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2013年08月08日

[169]アマチュア(?)経営指導員向け | フリーで働く! と決めたら読む本−中山 マコト

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目次

Chapter 1 フリーランス 成功のための絶対法則!
Chapter 2 金銭的リスクを、徹底的に回避する
Chapter 3 自分を最強の商品に仕立て、
スタートしたその日から、売れっ子フリーランスになる方法
Chapter 4 フリーランスの掟
Chapter 5 選ばれるための仕事術
Chapter 6 独自の集客力をもつ方法
Chapter 7 プロフェッショナルフリーランスとお金
Chapter 8 プロフェッショナルフリーランスのタイムマネージメント
Chapter 9 プロフェッショナルフリーランスの人脈術
Epilogue さらなる飛躍のために


今更言うことではないですが、商工会/商工会議所の経営指導員のミッションの1つが地域の中小企業の経営支援です。
もうこの仕事に就いて、サラリーをもらっている時点で「プロ」であるわけですが、なかなかそういう意識が低い経営指導員もいたり、いなかったり…。

サラリーマン時代は、何でも屋、つまりジェネラリストも必要とされていました。頼めばなんでもやってくれる便利屋のような存在や、何でも手配してくれる秘書的な存在もいたでしょう。
しかし、世の中が、「お金払ってでもこの人に頼みたい!」と考えるのは、必ず何かの分野のプロです。前述したように、頼られるのは社内のことを何でも知っている人や、多くの仕事を完全にまかせてよい存在=スペシャリストです。
(P.31)


この部分を読んで、前半部分は内部組織運営、具体的には部会や委員会を運営するにあたって事務局として必要なスキル。

後半部分は、経営支援で必要なスキルなのかなと思います。
なかなか労務・経理・税務・金融・情報化などなど中小企業経営に係ること全てにおいてスキルを磨いておくことは難しいです。

何か1つの分野においては、民間企業に負けない"プロレベル"のスキルを持っていたいと感じるしだいです。


差別化というのは、相対的な違いを出そうとあがく行為です。「ライバルがこう出るならうちはこうしよう!」「ライバルがいくらならうちはいくらで対抗しよう」と、常に、相手を意識した戦いです。
(中略)
「独自性=先鋭化」です。つまり、鋭利でなければいけません。一言で言えば、"他とは圧倒的に違う"ということ。ライバルがいない状態です。
(P.108)


「競争力で対抗するのではなく差別化をする」というのがセオリーでよく聞かれますが、これも相手と比べているということですね。

究極の戦略は「戦を略す=戦わないこと」ですが、それを超えたもはや「敵がいない」ところを目指す独自性…ですね。

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商工会/商工会議所もライバルが増えてきました。
特に金融機関のコンサル部門の強化はなかなか脅威です。

現場レベルでは、金融機関の「認定支援機関」において、支店では対応できてないところも多いらしく、書類のやりとりなどで時間がかかっているケースも見られます。

商工会/商工会議所もまた、そこで実動する経営指導員も"独自性"を持つ努力がまだまだ必要ですね。
 
 

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2013年07月25日

[167]管理職にも就いている経営指導員向け | 仕事をまかせるシンプルな方法―9割がパート・アルバイトでも繁盛店になれる!−岡本 文宏

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目次:
第1章 任せることの5つのメリット
第2章 任せる技術を一気に高めるマネジメントのコツ
第3章 仕事任せ術―職場で見られる5タイプ別で即対応
第4章 任せるために外せないコミュニケーションのルール
第5章 任せるために欠かせない3大ミーティング実施法
第6章 任せることが“どうしてもできない"ときの対処法
第7章 任せることができるリーダーになるために


自分が所属している商工会では、局長を筆頭にし、あとの職員はフラットな組織体制なので中間管理職はおりせん。
業務分担は、属人的に担当が決まっており、チームで業務を行うというのはあまりありません。
強いて言えば、個人事業主の方の確定申告指導会等の税務指導の時ぐらいでしょうか。
他の商工会/商工会議所の経営指導員はいかがでしょうか?

本書は、部下や従業員に「仕事をまかせる」ことをテーマにした本です。

「慣れ、だれ、崩れ、去れ」は、劇団四季の浅利慶太の言葉です。
同じことを長く続けていると慣れてきて、だれが生じ、最後には崩れてしまう、という意味です。さらに、劇団四季ではそういう状態になった劇団員に対して、最後は「去れ」と言い渡すことになります。
(P.86)

商工会/商工会議所の経営指導員に限らず、雇用している人に「去れ」とは雇用契約上そう簡単に言えませんが、
ここで言う「崩れ」の状態でグズグズになっている組織は多いのではないでしょうか?
「ウチがそう!」という声が聞こえてきそうです(笑

今年度、自分の所属している商工会の連合会がガラっとした内部の人事異動を行いましたが、
担当業務を行うことで新しい刺激や改善への取組みが高まるということでいいと思います。

…と思うのも、先日ある業務のやり方で「こうした方がいいんじゃないですか?」と提案したら「昔からこのやり方だからこれでいい」と返されてしまいました…。

仕事を任せた際、その仕事の出来栄えが納得できるレベルにまで達していないというケースも時にはあるでしょう。
(中略)
お互いが持っている「完成型(ゴール)のイメージ」にズレがあるからなのです。スタッフが「ここまでやればいい」と思っているゴールと、経営者やマネージャーが「ここまでやってほしい」と思っていることが異なるのです。
(P.93)


この後に続く話の例で、子どもに対し「(部屋を)奇麗にしなさい」と片付けさせた時の親と子どもの「奇麗」に対するズレ(ギャップ)を説明していてなるほどなと。

どこかの飲食店のマニュアルで「テーブルを奇麗にする」ということは「テーブルをダスターで2往復拭くこと」と実際の行動まで落とし込んでいるというのを聞いたことがあります。

「ゴールの共有」は仕事でもプライベートでも大事であることがわかりますね。
 
 

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2013年07月18日

[166]同じ椅子に座っていてお尻から根っこが生えてきた(?)経営指導員向け | ノマドワーカーという生き方−立花 岳志

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目次:
1 これがフリーブロガーの一日だ!
2 ソーシャルとブログによる個人メディアの威力!
3 社長の座を辞してなった僕の職業は「ブロガー」
4 フリーブロガーの「デジタル・セルフマネジメント」 ノマド&クラウド徹底活用
5 今日からできる「個人情報発信」のススメ


いきなり話がそれますが、いわゆる「フリーランス」や「コンサルタント」の方って商工会/商工会議所を利用をしていないイメージがあるのですが、他の経営指導員の方はどう感じておるでしょうか?
商工会/商工会議所を必要としないほどスキルが十分にある方が多いのかもしれません。

詳しく調べたことはないですが、サラリーマンを定年退職した方が、その分野の知識・経験を生かしたコンサルタント業に就きたいという起業ニーズがあるような気がしますがどうでしょうか?
独立指向かどうかわかりませんが、中小企業診断士試験でも50代ぐらいの人結構いますもんね。

そういう方達の創業支援なんてのを商工会/商工会議所がやるのもいいと思いますがどうでしょうか?
誰に向かって言っているかわかりませんが(笑

本書は「プロブロガー」についての内容が中心になっております。

「何となく」スタートして「何となく」書いているうちに大人気ブログになる、というパターンもあるのかもしれませんが、確率は低いように思います。
(中略)
ここで必要なのは、以下になります。
・自分はどんなことを発信したいのか
・自分はどんな人達にその記事を読んでもらいたいのか
・情報発信をした結果、自分はどう変化したいのか
(P.214)


まさに「マーケティング視点」が必要ということです。

自分はこのブログの「読書感想文」を書くことを意識しつつ、商工会/商工会議所の経営指導員目線で、日々の業務のヒントがないかな?と目を皿にして読んでおります(笑


新しい習慣を生活に追加する時には、必ずセットで「やめること」を決めましょう。そしてきっちりやめるのです。
(中略)
「ブログを書くことよりも友達の誘いを受けることを優先するという選択をしているのはあなたであって、あなたの友達ではない」のです。あなたには友達の誘いを断り自分の時間を確保するという選択肢もあるのです。
(P.221)


中小企業診断士試験の勉強時間確保についても同様です。

今までやっていたことをやめて、その時間を勉強時間に充てています。
が、2年近くやっていると、以前は何をしていたか忘れてしまいます(笑

「選択と集中」という言葉がありますが、それを決めるのは他人ではなくて自分!
決めたらそれを続けるのも自分!…ですね。

「アクセスが増えない」と悩んでいる方のブログは、しばしばこの「情報」と「主観」のバランスがおかしくなっています。
(中略)
常にブログは「情報」を提供できるように留意しましょう。
(P.227)


これはなかなか耳が痛い…
読んでくれる方に有益の情報が提供できるように(ちょいちょい)がんばります!
 
 

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2013年07月11日

[165]気づいたら「お気に入り」「RSS」に登録だらけな経営指導員向け | できる人はなぜ「情報」を捨てるのか−奥野 宣之

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目次:
序章 大事なのは「情報の入口戦略」
第1章 捨てる勇気を持とう―「普通じゃないアウトプット」のために
第2章 情報を見逃さない力を身に付ける
第3章 捨ててはいけない情報にアクセスする技術
第4章 「使える情報」「捨てる情報」を即決するルール
第5章 情報の捨て方、拾い方


今さら言うことではないですが、現代は「情報過多」です。
「必要な情報」と「必要でない情報」の整理は当然ですが、
「あとで必要になるかもしれない」という情報がどんどん溜まっていく商工会/商工会議所の経営指導員は少なくないのではないでしょうか?
少なくとも自分はそうです(笑

僕が重要だと思っているのは、書類やメモをいつまでも参照できるように並べて置く「情報整理」ではありません。
それよりずっと大事なのは、入口で選別すること。大量の「重要な気がする情報」に集中力をそがれたり、労力や時間を奪われてしまうことをあらかじめ避けるための「戦略」なのです。
(P.21)


デジタルデータ、あるいはアナログデータでも写真に撮ってEvernoteに転送。
「必要になった時に使うであろう検索キーワードを追記しつつ、とりあえず放り込んでおけ!」というやり方が自分の「情報整理」のやり方です(笑
他の地域での「事例(ユニークな取組み)」をストックしておくには、この方法がいいかなと思っております。

逆にこのように間口を広げるのではなく、その情報を使ったアウトプットを意識して、入り口で取捨選択するという方法です。

業務の内容により使い分けられるようになるのが、できる商工会/商工会議所の経営指導員でしょうか?
情報が大量にあるからといって、特別に面白い小説や映画ができるわけではありませんね。むしろ減ってきているんじゃないでしょうか。
(中略)
アイデアだって同じです。
自分で考えずにネット検索などのお仕着せの情報に頼っていると、せっかくの思い込みや先入観などの独自性が、どんどんなくなっていきます。
(P.44)


データや情報を「おもしろいアイデア」に結びつけるためには、やはり自分の経験や主観、ヒラメキなどからの切り口が必要になるでしょう。

そういう意味では机に向かってパチパチとキーボードを打ったり、カチカチとマウスをクリックして得たものだけで作ろうとしたって面白いもの(アイデア)は出て来ないでしょうね。

このブログを書き終わったら、ちょっと出掛けてきます!(笑
 
 


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2013年07月04日

[164]お願い文や議事録…文書を書くのが苦手な経営指導員向け | 正確に伝わる! わかりやすい文書の書き方−石黒 圭

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目次:
序章 ビジネス文書に必要な三つの条件
第1章 意味がスッと取れるように書く
第2章 正確に、かつ適切に書く
第3章 読み手に合った敬語で書く
第4章 目的を達成できるように書く
第5章 一読して要点がわかるように書く


若い頃はビジネス文書は「ただただ丁寧に書かなければ!」ということで、二重敬語など読みづらい、分かりづらい文書が多かったです。
昨今でも、特にE-mailにおいては、簡潔かつ要点をしっかりまとめる技術が必要になっております。

商工会/商工会議所の経営指導員も日々色んな文書・書類を書いては内部・外部問わずリリースします。
「わかりやすい文書」を意識して、しっかり書けるようになりたいです。

ある言葉が浮かんだのだけど、その言葉が文脈に合わないと感じ、かつ、適切な言葉が見つからないとき、適切な言葉を探す有効な方法は三つ考えられます。
(中略)
二つめは類語辞典(シソーラス)を調べるという方法です。
(P.58)


これはよくあります。
とかく法令など難しい用語を使うことに慣れている(?)せいか、「これじゃあ分かりづらい…でも何て言い換えればいいのだろうか?」というシーンです。

自分は、インターネットにある類語辞典・シソーラス - Weblio辞書をよく使います。

敬語というのは、言葉を丁寧にする方法というよりも、「なれなれしい」と「よそよそしい」のあいだに、いかに適当な心理的距離感を見つけるかという話し手と聞き手の駆け引きと考えたほうが、リアリティがあるのです。(P.92)

これは「なるほど!」と思います。

当然「親しき仲にも礼儀あり」というのはありますが、例えば、年齢の近い青年部員と業務を外れてお酒を飲んだりしている時は、フランクな話し言葉だったり、愛称(ニックネーム)で呼び合ったりというのはアリだと思いますね。

会議の議事録は、本来「話し合われたこと」を逐一記録するものではありません。「話し合いの結果」を簡潔に記録するものです。
会議の議事録の目的は、会議で決定されたことを相互に共有することです。
(P.201)


商工会/商工会議所の経営指導員の力量を見るポイント(?)の1つに「議事録のわかりやすさ」があると思います。

話が脱線したり、話題(テーマ)があっちこっちいった時にどうまとめるかは、腕の見せ所です。
会議の時系列に沿って、ただただ「発言録」が並んだだけの議事録を見るとうんざりですよね(笑

本書の内容とはズレますが「議事録を書くことを意識して、会議のメモを取る」これにつきると思います。
いい文書を書くためには、いい準備からでしょうか。
そういう意味でもこの本で勉強することが"いい準備"になりますね。
 
 

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2013年06月27日

[163]もう1段ステップアップしたい経営指導員向け | 上昇力! 仕事の壁を突き破る「テンシュカク」仕事術−齋藤 孝

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目次:
序章 「テンシュカク」で、頂点まで昇りつめろ!
第1章 何はなくとも「テンション」を高めよ!
第2章 「組織ぐるみ」のテンション向上術
第3章 「修正」は四つのステップで
第4章 「確認」で未来を先取りしよう


商工会(法)がスタートして50年が経過し、正直組織としてのテンションは高くないのは否めないと思っております。

商工会/商工会議所の経営指導員の中でも「この人凄いパワーあるナー」という人に出会うことがあります。
特に中小企業大学校の研修で会うことが多いです。私もそういう人にならないとですね!


どんな会社であれ、組織そのもののテンションが高くなければ、いい結果は望めない。「沈滞ムードの中で年々増益を達成」などという話を、少なくとも私は聞いたことがない。
結果さえよければテンションは上がると考えるのは本末転倒で、まず無理をしてでもテンションを上げることで、結果があとからついてくるのである。
(P.27)


その「テンション」は誰が上げるべきなのか?
当然、全員がいいわけですが、やはり若手に求めるべきでしょうか?

こう続きます。

とりわけ上司やリーダー格の態度は、組織の空気を大きく左右する。
しかも、ある程度年齢を重ねると、ただ黙っているだけで不機嫌に見えることがある。本人はなかなか気づかないが、それが組織の雰囲気に与えるダメージは甚大だ。


身体的な話になりますが、声の高い男性ってテンションが高く見える(聞こえる)ような気がするのですが私だけでしょうか?(笑
 
 
つまり「仕事ができない人」とは、単にミスをしたり成績が伸びなかったりする人を指すのではない。
同じミスを繰り返す人、その状態を放置したまま手を打たない人、すなわち「修正の回路」を持たない人が「仕事ができない人」なのだ。
(P.132)


仕事ができない人に欠乏しているもの、それが「修正力」ということですね。正にそうだと思います。
さらに「仕事ができる人」が持っているのは「調整力」だと思います。

[158]10の仕事を1の力でミスなく回す トリアージ仕事術であったように、刻々と優先順位が変わる仕事の中で、自分が持つリソース(資源)をどう分配していくかを逐一調整できる人…それが「仕事のできる人」の条件の1つだと思います。
 
 
「今のままでいい」と思ってしまうと、意識レベルが低くなり、気づけないことも増えてしまうのである。
(中略)
たとえ入社一年目でも、先輩社員たちを意識して仕事をすることで、「昔からいるみたい」言われるぐらいになるのが理想だ。それだけ早く仕事を覚え、ベースラインをクリアするということでもある。
(P.161)


新入社員でもそうですし、業務(商工会/商工会議所だと"部会"や"委員会"の)担当が変わった時もそうですね。

だいたい「1年目は、前任者の資料などを見ながら…」なんて雰囲気になりますが、そんな悠長なことは言ってる場合ではなく、
むしろ、担当が変わったメリットを生かすためには、業務の雰囲気なんかは2,3ヶ月で掴んで、モアベターなやり方や事業効果を出せるよう、早い段階で改善策をバンバン出していく…というのを考えております。

最近、担当業務の変更が無いのでそれが発揮できてないですが(笑
 
 

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2013年05月23日

[158]仕事の優先順位をつけられない経営指導員向け | 10の仕事を1の力でミスなく回す トリアージ仕事術−裴英洙

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Amazonなか見!検索:無し
目次:
序章 忙殺&プレッシャーの毎日から解放される、3つの原則
1章 仕事はトリアージで動く
2章 自分のパフォーマンスを最大化する
3章 とにかく「ばらつき」をなくせ 仕事に特効薬はない
4章 体・コンディションの整え方
5章 人のパフォーマンスも上げてしまおう


商工会/商工会議所の経営指導員に限りませんが、日々の仕事は常に変化します。
急に予定される会議、窓口にはアポイントがなかったお客さん。
当然、その場その場で判断し優先させる仕事を変えていきます。

それに基づいてスムーズに処理できる人、後回しにした仕事がどんどんたまっていく人。
ここでついてしまう差の理由、解決策はなんでしょうか?

医療の世界には、「トリアージ」という優先順位のつけ方のルールがあります。
一国一秒を争う救命救急の医療現場では、まず誰を助けるか、誰を後回しにするか、と判断しなければなりません。この優先づけの技術をトリアージと呼びます。
(P.22)


先ずはタイトルにもある「トリアージ」とは何かです。

トリアージとは、今あなたがすべきことを見出し、たくさん抱えているタスクに優先順位をつけて、限られた資源を効率的に配分することなのです。(P.26)

この後、具体的にどのようにしたがいいかを解説してくれます。

「(限られた)資源」を配分することもそうですが、自分がどれほどの力量を持っているかの把握も大事だと思います。
一時期、ToDoリストに1つの仕事の開始時間と終了時間を記録しておくようにしました。

その結果、「○○の会議の議事録なら××分でできる」という、自分の力量を把握できることができました。


「売上げ目標を達成する」というタスクが与えられたときに、まず、売上げ目標をどれくらいにするのか、それにはどの経路を通って達成するのか、中間地点のメルクマールはどこに置くのか、を考えます。
(中略)
このプロセスの明確化が、いわゆる「段取り」につながります。
(P.44)


事務仕事が多い経営指導員ですが、上の会議で例えると必要な書類がなかったり、
食事の準備が必要なのにやってなかった時に「段取りが悪い」と言われます(笑

これは、ToDoリストに書いてある「点の仕事」の漏れになるかと思いますが、
プロセスの明確化は「線の仕事」になると思います。

メルクマール(中間ゴール)を設定して仕事を行うというのは意識してやってなかったので導入してみたいと思います。



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2012年09月06日

[121]「いい事例ないの?」と良く聞かれる経営指導員向け | 模倣の経営学−井上達彦

模倣の経営学―偉大なる会社はマネから生まれる


模倣の経営学―偉大なる会社はマネから生まれる―

出版社: 日経BP社 (2012/3/8)
ISBN-10: 482224895X
Amazonなか見!検索:有り
目次:
はじめに 「模倣のパラドクス」
第1章 「天才のなぞかけ」メタファーとイノベーション
第2章 「インドの露天商」模倣すべき本質をモデリングする
第3章 「クロネコの革命」4つの要素と5つのステップ
第4章 「2つのカフェ」模倣の創造性
第5章 「4人の教師」誰をどのように模倣するのか
第6章 「守破離」手本と現実のギャップを越える
第7章 「反転」逆発想のモデリング
第8章 「わな」模倣できそうで模倣できない会社
第9章 「作法」倣い方を倣う


経営者の成功体験の本などが良く売れます。
商工会/商工会議所の経営指導員だと、経営だけでなく商工会の事業の企画出しなどで「何かいい事例ないの?」と聞かれることが多々あるかと思います。

ビジネスの世界でも、ニトリ社長は「我流はだめだ、生きている時間が少ないから。先例から教訓を学ぶ」と言う。(P.149)

「時間が有限である」ことを認識して過去や外部の成功体験(若しくは失敗例)を模倣して、自社の経営等に活かすという方法です。
目次の章のタイトルを見ると「なんだか難しいそうだな」と感じるかもしれませんが、わかりやすく噛み砕いて解説してくれていると思います。
経営者のみならず、企画に絡むようなサラリーマンが読んでもいいと思います。
そう、商工会/商工会議所の経営指導員は特にです(笑


優れた経営者が書いた成功物語であっても、「参考になった」というひと言で終わってしまう。
読んだ直後は多少の刺激を受けたとしても、多くの場合、それをきっかけに情報源をたどり、自分の目で確かめるまでに至らない。
結果、その書籍も自分の実践を変えるような存在にならないのである。
こうなると、せっかくの成功物語も何かを生み出すための生産財というよりも、読んで楽しい消費材で終わってしまう。
(P.220)


…そうならないように本書に限らずですが、手に取ったビジネス書が「生産財」と財産になるようにしないといけませんね。
つまり、読んだ後の行動が大事!



posted by @ka_shidoin(ケィエー指導員) at 06:30| Comment(1) | 本 | 仕事術/情報管理(ノート術) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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