2013年11月28日

[173]創業支援のアイデアが欲しい経営指導員向け | 月3万円ビジネス−藤村靖之

173_00.jpg



目次

第1章 「月3万円ビジネス」とは
第2章 「月3万円ビジネス」の実例
第3章 地方で仕事を創るセオリー
第4章 エネルギーとお金を使わなくても実現できる豊かさがある


長いこと(?)商工会の職員をやっていて痛感するのが「経営の経験が無い」ということです。

テキストでの勉強やワークショップ型のセミナーでいくら勉強して「経営に対する知識」はありますが、「経験」がありません。
商工会/商工会議所の経営指導員の皆さんの中にも同様な思いの人は少なくないのではないでしょうか?

多くの場合、先に原価と経費が決まってしまいます。原価+経費に利益を載せて価格が決まります。
(中略)
そうではなくて、先ず一番に価値を定めます。自分勝手に定めるのではなく、買う立場の人に確かめます。
次に、客が感じる価値よりも安い価格を定めます。その後で,原価+経費が価格よりもウント安くなるように、作り方と売り方に知恵の限りを尽くします。
(P.22)


この考え方は、今まで教わることがなかったですね。
価格を決めるにあたっては、原価(経費)を睨みながら設定するものですがこれは完全に真逆です。

しかし、習慣価格のように「缶ジュースは120円」であると消費者が価値を決めていれば、そこからいかに原価(経費)を下げていくかと考えるのと同じです。

---

本書では、目次の「第2章」にあるように「月3万円を生み出すビジネス」の実例が書かれています。
今の中小企業の経営者に対する支援のヒントに直接は結びつかないとは思いますが、その考え方(発想方法)は参考になると思います。

実は、地方で仕事を創ろうとしてうまく行かない原因の最大のものが、この「故郷にこだわること」です。
(中略)
故郷にこだわる本当の理由は、実は依存心かもしれない。
住む家は有るし、親戚・知人に囲まれているし、土地のことは何でも知っているし…。しかし、もう一度、過度期であることを思い起こしていただきたい。つまり状況は多用に変化して行く。だから変化を促す人に価値が生まれて、変化を拒むことは追い込まれる。(P.174)


確かに何も知らない土地で起業するよりかは、自分が勝手知ったる「地元」にこだわるのはしょうがないかもしれません。

しかし、そこに自分がやろうとすることに対する需要があるか?というと別の話になります。

創業の相談を受ける時も「なぜこの地を選んだのか?」というのは、しっかり確認する必要があるなと改めて感じました。


posted by @ka_shidoin(ケィエー指導員) at 06:30| Comment(0) | 本 | 創業/ビジネスアイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

[101]「何かアイデアない?」とよく話を振られてしまう経営指導員向け | アイデアのちから−チップ・ハース/ダン・ハース

アイデアのちから


アイデアのちから

著者:チップ・ハース/ダン・ハース
出版社: 日経BP社 (2008/11/6)
ISBN-10: 4822246884

Amazonなか見!検索:有り

序章 アイデアのちから(WHAT STICKS?)
第1章 単純明快である(SIMPLE)
第2章 意外性がある(UNEXPECTED)
第3章 具体的である(CONCRETE)
第4章 信頼性がある(CREDIBLE)
第5章 感情に訴える(EMOTIONAL)
第6章 物語性(STORIES)
終章(WHAT STICS)


「アイデア」と聞くと"センス"とか"頭が切れる"というキーワードが連想されます。
商工会/商工会議所の経営指導員も「何かアイデア無い?」と会議等で振られることが少なくないでしょう。

これだ!というアイデアはなかなか閃くのが難しいですが、本書では目次にあるように6つの項目に因数分解して「成功するアイデア」をどう生み出すかを解説しています。

記憶は単一の書類棚ではないのだ。むしろそれは、マジックテープに似ている。
マジックテープの両面をよく見ると、一方には無数の小さなフックが、もう一方には無数の小さな輪がついている。
この両面を押しつけあうと、大量のフックが輪にひっかかる。マジックテープはこうしてくっつく。
(P.151)


例えば「子どもの頃に一番長く住んだ家を思い出してください」と言われた時に、家の外観や部屋の中の様子だけでなく、匂いや音、両親がいつも座っていた場所を思い出すということです。
歴史の年号を覚える時も語呂合わせなどもこういう効果を狙ってものですね。
「好きな食べ物」でも当然その味も思い出されますが、それを誰かと一緒に食べたというようなシーンも思い出されます。


広告界では昔から「メリットのメリットを述べよ」と言う。
消費者は直径0.6cmの電動ドリルがほしいのではなく、子どもの写真をかけるための0.6cmの穴が欲しいのだ。
(P.244)


同じようなキーワードで「モノを売るのではなく、コトを売れ」というのもあります。
消費者がそれを買ったらどういう効果を得られるのか(=ベネフィット)を訴えるという考え方です。

そう、「穴を開けたいのではなく、写真をかけたい」そこのニーズを探るものそうですし、
逆に消費者が気づいていない潜在的なウォンツに気づかせて自社の商品を売るというのも大事になります。


posted by @ka_shidoin(ケィエー指導員) at 22:30| Comment(0) | 本 | 創業/ビジネスアイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月01日

[094]経営革新ってどうやれば…と悩む経営指導員向け | イノベーションとは何か−池田信夫

イノベーションとは何か

イノベーションとは何か

著者: 池田信夫
出版社: 東洋経済新報社 (2011/9/29)
ISBN-10: 4492502270

Amazonなか見!検索:有り
目次:
 第1章  イノベーションはどこから生まれるのか
 第2章 フレーミングの転換
 第3章 プラットフォーム競争
 第4章 ものづくりからアートへ
 第5章 起業とファイナンス
 第6章 成長のエンジン
 第7章 知的財産権はイノベーションを高めるか
 第8章 日本の挫折
 終章 イノベーションの可能性


企業の寿命が10年と言われています。(業界によっては3年との声も)
しかし、寿命が来たから「ハイ、おしまい」という訳にはいきません。

市場のニーズを捉え、自社のコアコンピタンスを活かすなどをして、生き続けなければいきません。
当然、商工会/商工会議所の経営指導員にもそれを支援するスキルが重要になっています。

本書は、当然アカデミックな部分も抑えつつ、現場に近い視点からイノベーションについて説明されています。

生産性を上げるためにイノベーションが必要だ、というのは以前からいわれているが、具体的に何をすればいいのかはよくわからない。
企業も「イノベーションが大事だ」というが、やっていることは今の製品に新しい機能を付け加える「改良」ばかり。
(中略)
かつてアメリカをまねる立場だったときは、同じ目的をいかに効率よく達成するかが重要だったが、新興国にまねられる立場になった今は、目的そのものを発見する方法論が必要になる。
(P.1)


最初から「ドカーン」と頭を殴られた感じです(笑
先ずは、今の日本企業は、昔と比べて立場が違うことが大前提となります。

そういう意味では、今、団塊の世代の社長さんから事業承継した、小回りの効く中小企業の若手社長は、チャンスだと思います。
いや、ベテラン社長さんがダメだというわけではないですよ(汗

この後に書かれている「イノベーションが生まれるための仮説」は、経営革新を因数分解するのに参考になります。

起業は多いことが望ましいが、イノベーションの必要条件ではない。
(中略)
本質的なのは成熟した企業に代わって新しい企業が生まれる世代交代と新陳代謝であり、日本の場合は外資の参入する余地が大きいことを考えると、資本市場の規制改革で対内直接投資を増やすことが有望な政策だろう。
(p.160)


後半はマクロ的な話になっていますが、「新陳代謝」という言葉はイメージがつきやすいですね。
中小企業の経営者が新たに会社を興すことは難しい(必要が無い)ですが、自社の中での「新陳代謝」を起こすことは重要でしょう。
 
ジャン・バディスト・セイは、成長のためには「科学者」と「起業家」と「労働者」が必要だとした。
このうち労働者はどこの社会にもいるが、科学者は先進国にしかいない。しかし、科学者がいても、それを事業化する起業家のいない国では、科学知識は書物に埋もれてしまう。
日本には勤勉な労働者と優秀な科学者はあり余っているが、冒険する起業家がボトルネックになっている。
(P.129)

 
そして、その冒険者の「方位磁石」となるべく支援する商工会/商工会議所の経営指導員は、研鑽を積むのであります!
(´-`).o0(はい、頑張ります)
 
イノベーションとは何か
by カエレバ

 
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2011年02月10日

[041]プロフェッショナル企画書−井徳正吾

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プロフェッショナル企画書

著者:井徳正吾
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
ISBN-10:482074500X
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企画書を書くことが多くなってませんか?

既存の事業を続ける場合は、前年の事業計画書や報告書に基づいて
事業計画書等を書けばいいですが、
提案型の事業など、ゼロから事業を立ち上げる商工会/商工会議所の
経営指導員は少なくないと思います。

起案書や事業計画書の定型的な書類作成は、日常的に書くことが多く、
パソコンに保存してある過去のファイルを活用してスラスラと書けますが、
逆に企画書のようなフォームが決まってない書類は、
不得意な経営指導員は多いのではないでしょうか?

書けたとしても、箇条書きだらけで何かおもしろみに欠けるような…。

『企画書は商品だと考えたい』

1枚の企画書で何百万、何千万の売上が生まれたり、
世の中の仕組みが変わることが考えると安易な考え方で作成してはいけない。
…と「はじめに」に書いてある。

---

アイデアを出す発想方法や会議の仕方から、
アイデアから企画に昇華し、それを伝えるための企画書の書き方まで指南している。

A4 1枚の企画書やプレゼンテーションソフトを使った企画書の
サンプルもあるので、企画のインプットからアウトプットまで網羅された1冊。

『常識は永久的では無い』

むしろ常識の逆に新しい企画のヒントがあると書いてある。
そして、常識は時代と共に変わっていくものだから、その潮目を見極めるのがプロ。

商工会/商工会議所による、いわゆる「収益事業」は、
少し前まではタブーでありましたが、今はむしろ「何か新しい財源は無いか?」
と言われる時代であります。

情報をキャッチするアンテナを立て、自分らしいアイデアを創出し、
企画書を通してメリットを伝え、事業にする。
今、求められるスキルが1冊にギュッとまとめられた本です。

プロフェッショナル企画書プロフェッショナル企画書
井徳 正吾

日本能率協会マネジメントセンター 2008-04-25
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2011年02月03日

[040]小さな会社の事務の基本−社会保険労務士法人坂井事務所

小さな会社の事務の基本

著者:社会保険労務士法人 坂井事務所
出版社:アニモ出版 (2010/10/13)
ISBN-10:4897951143
Amazonなか見!検索:有り


本書の「はじめに」にはこう書かれています。

中小企業の事務担当者は、あらゆる仕事の知識に通じていることが求められています。
総務であれば文書管理、受付対応、経費精算、小口現金の管理など、
人事労務であれば採用や異動、勤怠管理、労働基準法の知識など、
社会保険事務であれば年金事務所や公共職業安定所などへの手続き、労災保険給付申請など、
給与計算であれば毎月の控除額の計算や年末調整など、
多種多様な仕事を素早く正確にこなしていかなければなりません。(抜粋)


日頃、中小企業支援、創業支援を行っている商工会/商工会議所の
経営指導員であれば、当然持ち合わせている知識ではありますが、
改めて読むと「あ、これは知らなかった」という知識のたな卸しができる本だと思います。

ちなみに、あらかわ a.k.a. ka_shidoin(経営指導員)が恥ずかしながら知らなかったのが…

[P.51]道路交通法では、5台以上の自動車を所有している事業所については
   安全運転管理者の選任(公安委員会への届出も必要)を義務付けている。

[P.87]「振替休日」と「代休」の違い。

あとは、なんとなく知っている「3章 社会保険事務の仕事」でした。

著者が、社会保険労務士法人 坂井事務所ということもあるので、
社会保険事務については、初心者向けに分かりやすくかいてあると思います。

本書の内容をすべての人が分かっていると、商工会/商工会議所等の仕事が少なくなるかもしれませんが(w
経営には必要なことばかりなので、経営指導員はもちろん中小・零細企業の経営者の方にも読んでいただきたい本です。

小さな会社の事務の基本小さな会社の事務の基本
社会保険労務士法人坂井事務所

アニモ出版 2010-10-13
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2010年12月09日

[033]社会貢献でメシを食う−竹井善昭

「日本で2番目に高い山」はなぜ話題にならないのか? ヒットを生み出す18の「バズの法則」

著者:竹井 善昭/監修:米倉 誠一郎
出版社:マガジンハウス (2010/8/26)
ISBN-10:4838721625
Amazonなか見!検索:有り


近年、「ソーシャル ビジネス」という言葉が日本でもよく聞かれるようになった。
徳島県の株式会社いろどりの事例は、見聞きしたことがある経営指導員は少なくないのではないだろうか?

「ソーシャル ビジネス」とは、社会的問題の解決を国の政策や税金を使わずに、
民間がビジネス手法を使って解決すること
と定義されている。
平たく言ってしまうと、社会的問題をニーズととらえ、ビジネススキルでもって、儲けを出す。ことである。

1.社会貢献を仕事にする
2.社会起業家になる
3.NPO/NGOに就職する
4.企業の力で社会貢献
5.プロボノという働き方
6.それでも僕らは社会貢献を目指す

内容的には日本や世界での事例を紹介しながら、
自分が起業・就職するにあたっての方法や必要なスキルなどを紹介しているが、
1つ1つの事例について特に深堀りはされていない。
よって、ソーシャル ビジネスを行うとっかかりとして
「こういうこと(スキル・人材・資金調達など)が必要なんだ」と
理解するところまでではあるが、入門書としてはとても読みやすく解説、構成されている。

商工会/商工会議所においては、地域振興を目指すNPO/NGOとの
接点があることが多いと思われるが、これからは本書のような
「ソーシャル ビジネス」を行っている団体・企業を支援することも多くなるだろう。

【ここがオススメ(P.198〜)】

今年(2010年)は「プロボノ元年」と言う。
プロボノとは「他に職業を持ちながら社会貢献を仕事にする方法」
従来のボランティアが「お手伝い」な意味合いが強いのに対し、
専門的なスキルでNPO/NGOをサポートするタイプのものという。

NPO/NGOが弱いビジネススキルとして、
法務・経理・広告宣伝、広報・マーケティングの分野と言われている。
これをプロのスキルで補うという手法である。

商工会/商工会議所の経営指導員も自らが持つスキルを
そういうカタチで貢献する方法もあるかもしれない。

社会貢献でメシを食う社会貢献でメシを食う
竹井 善昭 米倉 誠一郎

ダイヤモンド社 2010-09-10
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2010年11月18日

[030]会社を辞めずに年収を倍にする! ノーリスクな副業・起業・独立のためのパーフェクトガイド−藤井孝一

会社を辞めずに年収を倍にする! ノーリスクな副業・起業・独立のためのパーフェクトガイド

著者:藤井 孝一
出版社:講談社 (2009/6/9)
ISBN-10:4062821133
Amazonなか見!検索:有り


「将来、独立して経営コンサルタントを目指す」という
商工会/商工会議所の経営指導員が中にはいるかもしれない。
そういう経営指導員は志高く日々の支援業務に取り掛かっているだろうが、
世の「脱サラ」を目指すサラリーマンはどうだろうか?

本書は、脱サラをする前に会社勤めを続けながら副業をし、
その時が来たら起業するという内容となっている。

全体の構成は8章に分かれていて、全部で54個のQ&A式に書かれている。

1.まず、不安を解消するために何をすべきか
2.起業ネタはこうすれば見つかる
3.<好きなこと>や<得意なこと>は大いに活かせる
4.これだけ準備しておけば、独立してもOK
5.「起業を決意したのに踏み切れない」悩みの解決法
6.スタートし、壁を越え、さらに成長させるために
7.タイミングを見極めれば、独立は必ず成功する
8.起業以外にも<現ナマをつかみ取る方法>はある

最初から読んでいると「こんなので年収が倍になるか?」と途中で思うが、
先ずは1円から。次に月5万円で出てくる壁、次に10万円の壁、50万円の壁
そこまで行くと確かに年収は倍になる。

当然、その具体的方法は書かれていないが、その壁を突破するヒントを読むと
「できるんじゃないか?」という気になってしまう。(実際には経営する業種によるところもあるが)

最初は人の作った仕組みにのり、その後自分で売る仕組みをつくる

[027]はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
でもあった「小さく生んで、大きく育てる」リンクするのではないだろうか。

会社を辞めずに年収を倍にする! ノーリスクな副業・起業・独立のためのパーフェクトガイド (講談社BIZ)会社を辞めずに年収を倍にする! ノーリスクな副業・起業・独立のためのパーフェクトガイド (講談社BIZ)
藤井 孝一

講談社 2009-06-09
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2010年10月28日

[027]はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術−マイケル・E. ガーバー

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

著者:マイケル・E. ガーバー
出版社:講談社 (2010/6/15)
ISBN-10:4062821354
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筆者は起業に成功する条件として4つ揚げている。

1.大半の起業家が失敗に終わる理由を知る。
2.成功率の高いフランチャイズビジネスから学ぶ。
3.一流企業のように経営する。
4.毎日の仕事で実践する。


起業・創業を支援する本は多く出ているが、
なかなか「失敗する理由は何か?」というのを
体系的に説明しているものは少ない。

この本では起業家が「企業家」「マネージャー」「職人」の
3つの人格を1人で抱える三重人格であり、
それぞれが主役になりたくてウズウズしていると言う。
そして、それらの調和が取れなく失敗すると解説している。

自分は会社を経営しているのではなく、大量の仕事を抱え込んでいるにすぎないという現実である。

というのは、すごく共感できるフレーズである。
これからの起業する人や起業して間もない人、
またそれを支援する商工会/商工会議所の経営指導員は手にとるべき本である。

ここがおススメ(P.85〜)

「三重人格」である起業家の「起業家」と「職人」の視点の違いが書かれている。
・起業家は「事業が成功するにはどうすべきか?」を考え、職人は「何の仕事をするべきか?」を考えている。
・起業家にとって、会社とは顧客に価値を提供する場である。その結果、利益がもたらされる。
 職人にとって、会社とは自己満足のために好きな仕事をする場所である。その結果として、利益がもたらされる

...など、起業された人が初期段階で陥ってしまいそうな「ギャップ」が書かれている。

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
マイケル・E. ガーバー Michael E. Gerber

世界文化社 2003-05
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2010年10月21日

[026]耳かきエステはなぜ儲かるのか?−鬼頭宏昌

耳かきエステはなぜ儲かるのか?

著者:鬼頭 宏昌
出版社:講談社 (2010/6/15)
ISBN-10:4062821354
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タイトルと表紙のイラストで「何だ?」と思ってしまうが、中身は起業家向け指南書。
今時の「負けない起業の鉄則」として5つを列挙。
著者の経験・事例を通して解説している。

具体的な業種としては、タイトルにもなっている「耳かきエステ」
「立ち飲み屋」「小型ラーメン店」「簡易葬儀」そして「コンサルタント」

− 激動の時代
− 渇愛
− モノが飽和
− 多様化する市場

このような時代にどのようなコンセプトで起業すればいいか?
非常にシンプルに書かれている。

居酒屋は人に客がつくことが多々あるが、ラーメンは商品にしかお客がつかない。
セールスの本質は売ることではなく、相手の悩みを聞くこと。

のように、「ハッ」と気づかされることが書かれている。
これから起業する人ももちろん、創業支援を行う商工会/商工会議所の
経営指導員も読んでおくべき1冊であろう。

ここがおススメ(P.135〜)

第5章は「コンサルタントはなぜ儲かるのか?」となっている。

ビジネスとは「いくら投資した結果、いくら利益を上げたか」を求める行為
と言い、従業員に対する給料も投資であると言いきる。

BUZZ革命([023]でも同様に
企業がカネを払う以上、すべては投資であり、リターンが求められる。と言っていた。
いわゆる設備投資など高い買い物だけが投資であるという考え方は、
もう古いということであることが改めて認識された。

耳かきエステはなぜ儲かるのか? 成功する「超ニッチビジネス」のカラクリ (講談社BIZ)耳かきエステはなぜ儲かるのか? 成功する「超ニッチビジネス」のカラクリ (講談社BIZ)
鬼頭 宏昌

講談社 2010-06-15
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2010年09月30日

[023]お金に好かれる人お金に嫌われる人−中井隆栄

お金に好かれる人お金に嫌われる人

著者:中井 隆栄
出版社:ユウメディア (2007/2/16)
ISBN-10:4902089351
Amazonなか見!検索:無し


「お金」のみならず嫌われるより好かれたいのは、
経営指導員のみならず多くの方がそう望まれることであろう。

しかし、本のタイトルであからさまにそう書かれてしまうと、
少しアレルギーというか、生々しく感じてしまうのは私だけであろうか?

「お金に好かれる」ということはどういうことか?
と思いながらページをめくるとメインの内容はビジネス(起業)に
関するものであったので、アレルギーが出ることはなかった。

本書では「ダイヤの原石」と呼ぶ、起業にあたり
いわゆる「自分の知識や経験の棚卸し」の具体的な方法
(テンプレートシートあり)からビジネスプランを作るところを目指している。

「ニーズとウォンツ」「垂直展開と水平展開」など
起業のスタートアップ時に必要な知識も解説している。

後半ではビジネスで成功をした(富を得る)時に
どのようにお金を使うべきか、著者は「浄財などにより社会に貢献すべき」
と考えを述べていたり、自身が参加しているNPO法人への協力を求めている。
(本書の売り上げの一部も寄付されている)
ここは必要に応じて読んでもらえればと思う。

ここがおススメ(P.164〜)

この本のタイトルとなっている「お金に好かれるコツ」が書かれている。
書かれている内容は精神論のような話になっているが、間違えではないと感じる。
自身のお金との接し方を見直すと共にお子さんがいる経営指導員には
子どもの躾に流用されたら良いかと思う。

お金に好かれる人お金に嫌われる人お金に好かれる人お金に嫌われる人
中井 隆栄

ユウメディア 2007-02-16
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