
プレゼン心理術 「見た目」と「しぐさ」でイエスと言わせる即効テクニック
出版社: 日経BP社 (2012/7/12)
ISBN-10: 4822249204
Amazonなか見!検索:有り
目次:
第1章 「プレゼン」に対する意識を変革させろ
第2章 プレゼンの基本ポイントを学ぶ
第3章 プレゼン力をみるみるアップさせる心理テクニック
第4章 さらに優れたプレゼンターになるための必須知識
第5章 成功するプレゼンには、れっきとした理由がある
「プレゼン(プレゼンテーション)」と言うと大人数の前で自分1人が発表しているようなシーンが浮かびますが、話をする相手は1人でも「プレゼン」にはなります。
そこの意識を改めることができた1冊です。
当然、少人数の時と大人数ではそのやり方も変わります。その辺も解説してくれています。
会員さん(社長さん)に日々プレゼンを行っていることになる、商工会/商工会議所の経営指導員は、読んで損は無いと思います。
プレゼンにあたって一番重要なことは、発表の技術を身につけることでも、話し方のテクニックを学ぶことでもない。
いかに人間としての魅力を磨くのか、いかに好感を持たれるのか、といったことなのだ。
どんなに営業テクニックを駆使しても、人間として嫌われていたら、売り込みは成功しない。
「あんたからは買わない。だって、あんただから」の一言で、断られてしまう。(P.196)
「あとがき」に書かれたこの1文が「プレゼンは技術では無い」ということがわかります。
商工会/商工会議所の経営指導員でも感じるところはあると思いますが、同じ税務指導をしてても人気がある経営指導員とそうでない経営指導員がいます。
税務指導と言えば、自分が新人の頃に「こいつ大丈夫か?と心配していた」と、今、打ち明けてくれる会員さんもいます(苦笑
(プレゼンの苦手意識はどこから生まれるのか?)
自分では一度もプレゼンをしたことないのだから、怯える必要はどこにもない。
何度も失敗して、その結果として「プレゼンが苦手と思うようになった」というのなら話はわかるが、自分で経験してもいないうちから苦手意識を持つのはおかしな話である。(P.49)
大勢の人の前で話すプレゼンは、確かに今まで経験が無い。
やってないことは、苦手であるのは当然…確かに。
プレゼンに必要以上な苦手意識を持っていることはナンセンスであることがわかります。
これを読んで特に感じたのは、会議の発言する場がプレゼンの場であるということ。
ついつい挟んでしまう「えー」などを意識しながら無くすことなどから取り組んでみようと思います。
プレゼンターは、真正面から見たときに、きちんとまっすぐ立っていなければならない。プレゼンが終わるまでずっと、である。
片足に体重をかけて、休めの姿勢でプレゼンをする人が多いが、そういう姿勢は見ていて美しくない。(P.127)
これは正にそうだと思います。
自分も無意識のうちに片足に体重をかけることが多いです。
ということで「信号待ちしている時の姿勢」から直すように取り組んでいます。
歩行者用信号の「赤」に写っている人間のシルエットのように随分まっすぐ立っている人がいるぞ…と思ったら自分かもしれません(笑