
BCP
2012/02/20 日本経済新聞
Business Continuity Plan
自然災害や事故、感染症の流行、テロなどのリスクに直面した際に、損害を最小限に抑えながら「事業を守る」手段をあらかじめ決めておくこと。
範囲は建物の耐震工事、ITシステムの二重化、代替設備の確保など幅広い。
一方、「命を守る」ための消防計画や防災マニュアルは避難場所の決定など「決めごと」が主となる。これらの決めごともBCPに含まれるため、混同しやすい面もある。
⇒中小企業「知らない・難しい・高コスト」で取り組めない。
[中小企業庁]BCP(事業継続計画)とは
インシデント
2012/02/28 日経産業新聞
情報セキュリティに関する事故。
インシデントに対応することをインシデントハンドリング、あるいは、インシデント対応という。
[IT用語辞典]インシデント
ショールーミング
2012/02/29 日経MJ
消費者が実店舗に出掛けて検討した商品を実店舗で購入せずにネット通販のオンライン店で購入する現象。
実店舗がオンライン店のショールーム化すためこう呼ぶ。
一般に実店舗よりもオンライン店の方が強い価格競争を持つことが背景にある。近年ではスマートフォンの普及により商品の価格検索も容易に
「トリプルメディアの時代」
2012/03/05 日経MJ
マーケティングの4Pの一つとしてプロモーションを説明するときには、販売促進、人的販売、広告、PRを適切に組み合わせるという意味合いで「プロモーション・ミックス」という言葉を使う。
そのうちの一要素である広告については、新聞、テレビ、屋外広告、交通広告など複数のメディアを使うことを「メディア・ミックス」と言う。
さらに、インターネットの存在感が増してきた結果、ネットを組み込んで構成する「クロスメディア」という広告戦略が生まれた。
(中略)
このクロスメディアも新しい概念として説明していたのだが、最近はさらに「トリプルメディア」という言い方も出現している。
トリプルとは、企業が料金を支払う従来型の広告などを意味する「ペイドメディア(Paid Media)」、企業が所有する自社WEBサイトなどの「オウンメディア(Owned Media)」、企業が信用や評判を獲得する「アーンドメディア(Earned Media)」の3つだ。
特に鍵となるのはアーンドメディアで、口コミやブログ、ツイッターなどソーシャルメディアを通して消費者から発信されるものだ。消費者自体がメディアであると言ってもよい。
企業はペイドからオウンドに消費者を誘導し、その両メディアから伝わった情報がアーンドを呼び込むことを狙っているという構図がある。