2013年05月30日

[159]「雑草魂」を持ちたい経営指導員向け | 雑草に学ぶ「ルデラル」な生き方 − 稲垣 栄洋

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目次:
I ルデラルの法則
II ルデラルの戦略
III ルデラルな生き方と日本人


タイトルにもなっている「ルデラル」とは、荒れ地を生きる植物を指す。(P.19)

地元に根付いて経営する小規模事業所を雑草と例えることがありますが、そんな小規模事業所の経営のヒントになる本だと思います。

踏まれても踏まれても立ち上がる。これこそが、誰もが期待する雑草の姿だろう。
(中略)
そんな雑草の強さにあこがれる方々には誠に申し訳ない話だが、残念ながら雑草は踏まれたら立ち上がらないのである。
歩道やグラウンドなど、よく踏まれて倒れてしまったのではなく、自分から地面に伏せているのである。
(P.118)


「根性」とか「負けん気」を連想させる「雑草」ですが、自ら伏せているのだそうです。
もちろんその植物の種類によるのでしょうが、「倒れても倒れても立ち上がる」というのはムダなことなのかもしれません。

むしろ倒れたままで、そのダメージを減らしたり、倒れた状態でできることを探す。
こういう視点の変え方は、日常生活や経営でも生かせそうな気がします。
 
 
同じサバンナの草食動物でも、食べる部分が異なり、ニッチをずらしているのである。ハイエナはライオンと獲物を争うこともあるが、ライオンのおこぼれに与るという点ではナンバーワンである。
すべての生物はニッチをずらしながら、自分の居場所を確保しているのである。
(P.60)


「草食動物」と一括りにすると気づかないですが、ある植物を食べる草食動物のでも「枝の先しか食べない」とか「葉っぱだけしか食べない」というのがあるそうです。

「すき間」を意味する「ニッチ」ですが、ねずみが入れるすき間もあれば、ゴキブリぐらいしか入れないすき間もあります。

「すき間」の"場所"だけでなく、そのすき間の"どこ"を狙うか、またすき間の"大きさ"はどれくらいか?ココもニッチを探す時のヒントになりそうです。


ルデラルにとっては、スピードこそが競争力である。ルデラルと呼ばれる植物は、変化する環境を生きる存在である。
(中略)
そもそも、彼らにとって変化はマイナス要因ではない。むしろ、変化を迅速にとらえて対応し、予測不能な変化をチャンスにしようとするのである。
(P.79)


商工会/商工会議所の経営指導員に限らずですが、慣れた仕事が変わることを嫌う人は多いでしょう。
私もそうです(笑
しかし、「変化はチャンス」と捉えるマインドは常に持っていたいと思います。

この後、本書ではこの変化に伴って行動するにあたって出てくるリスクへの対応方法が書かれています。
これもなかなか参考になりますので、是非手に取って読んでみてください。



posted by @ka_shidoin(ケィエー指導員) at 06:30| Comment(0) | 本 | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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