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目次:
第1章 「考えること」の基本型
第2章 頭を整理整頓する技術
第3章 他者の行動はなぜ読めないのか
第4章 ベストな解は、試行錯誤の先にある
第5章 社会全体を幸福にする思考の「型」
[147]飯田のミクロで紹介した飯田泰之 氏の著書です。
あらかわ と同い年ということもあり、応援したいです(お前もがんばれ
クライアントが「最近どうも儲からない」という程度にしか問題把握をしていない状態では、コンサルタントはその企業の現状を把握することから仕事を始めることになってしまいます。(P.38)
お恥ずかしい話、商工会/商工会議所が行っている「専門家派遣」でも同じことがあるんです。
経営指導員が会員さんから十分なヒアリングができてなくて、来てもらう専門家に十分な資料を提供できずに、1回目の初動にムダな時間がとられてしまうということです。
ただ、右から左へ話を流すのではなく、しっかりとした準備をこちらがやらないと専門家に対しても、会員さんに対してもいいコンサルができないですね。
自分とは好みの違う人間をみつけたときこそが、大きなビジネスチャンスです。
あなたが価値を見出していないものを高く評価し、あなたが大切だと考えているものを低く評価している人がいたときこそが取引の絶好の機会なのです。(P.148)
人付き合いにおいては「自分と合わない人」は敬遠しがちになってしまうことが多いですが、ビジネスにおいてはチャンスになるということです。
これは「なるほど」ですね。
商工会/商工会議所の加入メリットの1つに異業種間の交流があります。
こういう効果を狙った場を提供するのも大事ではないでしょうか?
ある業界で出世すればするほど、あなたの能力は「その業界にとって最適」なものに近くなります。それは「他の業界には向かない」ということでもあるのです。(P.181)
ベテランになるほど、転職が難しい理由の1つがこれですね。
「最適」という表現がまた、言い得て妙です。
経営指導員も長くやっていると、ちょっと民間企業に務めている人とズレているなという感覚が、友人などと話している時に感じることが多々あります。
ひょっとしたら、もう民間企業には勤めることができないカラダになっているのかもしれません(笑