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目次:
プロローグ 革命なう―とんでもないチャンス到来!
1 つぶすには?
2 たった1人
3 感染(うつ)すんです
4 FACE(看板商品、看板娘)をつくろう
5 ソーシャルメディアも「たった1人」のために
6 アナログ力を鍛えよう
7 「たった1人」にフォーカスする
久しぶりにマーケティングの本の紹介です。
「消費者ニーズの多様化」「商品のコモディティ化」そして「インターネット」
現代のマーケティングにどう対応すればいいかヒントになる本です。
現代の(?)商工会/商工会議所の経営指導員必読です。
過去の(産業)革命はいずれも、ビジネスサイトの能力を高めるものだった。第4の革命(ネットのインフラ化)は、生活者・顧客がパワーをもった。
(中略)
つまり、これまでの革命のように、「組織の都合」で物事は運ばない。そもそも組織の革命ではなく、ビジネスモデルそのものの革命なのだ。(P.30)
インターネットは双方向のメディアです。
企業やお店の発信する情報のみならず、顧客がそこで得た体験が瞬く間にインターネット上に公開されます。
「価格.com」や「食べログ」のレビュー情報はまだ、その体験から掲載されるまでタイムラグがありますが、Twitterがここまで普及していると、正に「瞬く間」にその情報が流れていきます。
書かれているように「組織の都合」ではどうにもなりません。
人は、商品・サービスを買っているのではない。自分のインタレスト(興味・関心)を満たしてくれるアイデア(製品・サービスのしてくれることがアイデアだ)にお金を支払う。
つまり、自分を買っているのである。(P.69)
「モノではなく、コトを売れ」というフレーズは、よく聞きます。
それをもう1歩深く入った「(顧客は、)自分を買っている」というのは、こちら側としても「ピン」と来やすいではないでしょうか?
早速、会員さんと話する時に、使いたい表現です(笑
「自分がやられていやなことは、人にはしてはならない」この意味をポジティブにひっくり返すと、こうなる。
「自分がされてうれしいことを、人にしてあげよう」(P.112)
これは、子育てのシーンでも使いたいですね(笑
叱る時に「自分がやられて嫌なことはやるな!」とよく言いますが、逆に良いことをして褒める時は、その内容によっては使えますね。
上の子が、「下の子ばっかり褒められて、全然褒められない」と妻に愚痴っているようなので、意識して使おうと思います(笑
以上、マーケティングのみならず、子育て中の経営指導員にもビビッと来る1冊です(笑