2013年04月25日

[154]会計で経営力を上げる支援をしたい経営指導員向け | ユニクロ監査役が書いた 強い会社をつくる会計の教科書−安本隆晴

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目次:
第1章 会計思考経営だけが会社を成長させる
第2章 「月次決算」の迅速化と予算管理の徹底が強い会社の基本!
第3章 儲かる強い会社にするための会計数字の使い方
第4章 強い会社をつくるタコメーターの魔術
第5章 強い成長企業の会計数字ケーススタディ


タイトルに「会計の教科書」とありますが、会計に関する解説がゴリゴリ書かれているのではなく、「経営」において会計をどう使うか(生かすか)がメインに書かれています。
商工会/商工会議所の経営指導員のみならず、青年部員の皆さんにも読んでほしい1冊です。

一般的に「経理」は会社全体の会計の取りまとめ、帳簿記入、決算作業を行い、「財務」は現金・預金・手形などの現物を扱い、銀行借入れなどの資金繰りを担当します。
経理と財務は同じ人がやってはいけない業務の代表格です。同じ人が行うと不正や間違いが起きやすいので、内部牽制上、別の担当者が必要なのです。
(P.49)


残念ながら、商工会/商工会議所などで「不正経理」がニュースになることがありますが、その原因の1つはこれになるでしょう。

部会や委員会などで、別会計で銀行口座が別になっていたりすると危険だと思っております。
そのため、伝票のダブルチェックなど事務局内の体制は大事だと思います。

ちなみに、あらかわ は青年部の副担当をやっているので、回ってくる伝票は、しっかり見ています。

企業経営で大事なことは、厳しいコストダウンで利益を上げることではなく、企業の価値を創造し続ける「輪」を作ること。(P.170)

その輪とは、

「利益を上げること」
 ↓
「なぜ利益が出ないのか」と自ら考えて動く社員を育てる(意識を高める)
 ↓
「顧客にとっての価値向上」
 ↓
「株式市場での価値」

途中で「社員を育てる」(「人材価値を高める」と表現)が入るのは、なるほど と頷いてしまいます。
数字だけではダメということですね。

会計思考とは会社のビジネスの「損益構造」と「キャッシュフロー構造」を明確にして、その両方ともプラスにするように考えて行動することです。
簡単に言えば、損益構造は「儲ける」、キャッシュフロー構造は「現金が残る」となります。
(P.182)


なかなか、小規模事業所だと「儲ける」ことに意識が強くて、キャッシュフローまで意識していないところが多いですが、ここは商工会/商工会議所の経営指導員が貸借対照表などを見る機会があれば、見てあげたいところですね。


posted by @ka_shidoin(ケィエー指導員) at 06:30| Comment(0) | 本 | 財務/税務/経済/法務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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