2012年05月03日

[103]勝利至上主義を目指す(?)経営指導員向け | 采配−落合博満

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采配

著者:落合博満
出版社: ダイヤモンド社(2011/11/17)
ISBN-10: 4478016267

Amazonなか見!検索:有り

1章 「自分で育つ人」になる
2章 勝つということ
3章 どうやって才能を育て、伸ばすのか
4章 本物のリーダーとは
5章 常勝チームの作り方
6章 次世代リーダーの見つけ方、育て方


昨シーズンで中日ドラゴンズの監督を退任した落合氏の本。
実績は残したが、勝利至上主義でファンが離れたというのが退任の理由と読みましたが、
その後の選手コメントでは「感謝している」という報道も見ました。
そのギャップは何だろう?と思っていましたが、この本で少しその理由がわかりました。

本文の構成的には、後付けで「ビジネス向け」にしている感を感じますが、成功したプロ野球監督からの目線で楽しく読めました。

「国のため」「世界一になるため」などという大義名分があると、
組織図や契約を曖昧にして物事を決めようとする。
(P.90)

 
日本代表の野球チームを組織するにあたって、リストに入った選手が(落合氏にも監督要請があったようですが)拒否できない論調についてです。
少しズレますが、商工会/商工会議所の経営指導員の中でも、年度の途中に新事業の話が出てきて「えー、そんなの当初計画になかったじゃん!」という経験をされた方がいるでしょう。
そこでの殺し文句(大義名分)は、「会員さんのためだから」(笑

我々の場合は、業務命令ですからグチグチ言いながら(w 業務を遂行するわけですが、
そういう"筋"みたいのは大事にしてもらって、それを逸脱してしまうならその人の信条などに基づいて判断させて欲しいですね。
 
1人の「ミス」は自分で取り返せることもあるし、チームメイトがフォローしてやることもできる。
しかし、注意しなければ気づかないような小さなものでも、「手抜き」を放置するとチームには致命的な穴があく。
(P.105)

 
プロ野球に限らず、どんな仕事でも(遊びでも)ミスは起きるものです。全く無くすことは無理でしょう。
商工会/商工会議所でもそれが起きないようにダブルチェックをしたり、起案書などは多くの職員が目を通すような仕組みになっています。

最近の若い人が「ミスをミスだと思わない(感じない)」という声も聞きます。
例えが悪いですが先天性無痛無汗症という痛みなどを感じない病気があります。
痛みを感じないとケガや火傷に気づかないという弊害があります。

若い人に対してだけじゃないですが、「ミス」や「手抜き」をしっかり指摘することもチームとしては大事なことだなと感じます。

「100回バットを振ったヤツに勝ちたければ、101回バットを振る以外に道はない」
という大原則と自己成長力の大切さを認識すること。まずは、そこがスタートラインになる。
(P.213)


もう、これはおっしゃる通り。
このフレーズは、子どもの躾に使おうと思います。


posted by @ka_shidoin(ケィエー指導員) at 06:30| Comment(0) | 本 | モチベーション管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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