2012年04月26日

[102]商業担当な経営指導員向け | 日本の優秀小売企業の底力−矢作敏行

日本の優秀小売企業の底力


日本の優秀小売企業の底力

著者:矢作敏行
出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/8/26)
ISBN-10: 4532317169

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序章 流通パラダイムの転換
第1章 イズミ:地域密着型経営の徹底
第2章 ヨークベニマル:全員参加型の店舗実行能力
第3章 セブン‐イレブン・ジャパン:単品管理に基づく連続的な業務革新
第4章 コメリ:独自業態の開発・展開
第5章 ニトリ:製・販・配統合型バリューチェーンの構築
第6章 ヤマダ電機:機動的な出店戦略と後発の優位性
第7章 ファーストリテイリング:「スーパーセグメント」を深耕する商品調達ネットワーク
第8章 大丸松坂屋百貨店:店舗運営改革
第9章 湖南平和堂:現地市場への適応化
終章 事例研究のまとめ


目次を見てわかるように大手の小売業の事例が多く紹介されています。
規模が大きすぎるゆえに、狭い商圏で商売をしている中小小売業には直接的には参考にならない。

商工会/商工会議所の経営指導員は、基本知識を身に着ける目的で読むのがいいかと思います。

小売事業の組織能力は、活動レベルでは市場戦略(小売業態・出店戦略)の策定と、店舗運営、商品調達、商品供給の3つの業務システムで構成され、組織的には組織内と組織関係の2つで成り立っている。
小売企業の組織能力を分解することで、構成概念が具体的になり、個別的な能力とその相互関連性、および全体的な能力の分析が可能となる。
(P.20)


本書では組織能力とは「価値を作り出す集合的な仕事のやり方」(P.12)と定義しています。

地域に1店舗だけ店を構えている小規模ないわゆる"パパ・ママストア"にとっては、もう改善のしようがない事項が多い。
だからと言ってこのままで言いか?というとそうではない。

いつも決まったお客さんしかこないとしても売場の商品を変えることによって、バスケット(かご)に入れてくれる商品が増えるかもしれない。
そういう変化を少しずつ続けていけば、振り返った時にお客さんに支持される大きな変化になっていると思います。

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読み出した時は、「これは、仕事には活かせないかな」と思った本でしたが、小規模事業者への支援の根本のことに気づかされました。

posted by @ka_shidoin(ケィエー指導員) at 06:30| Comment(0) | 本 | マーケティング/販売促進 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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