2011年11月10日

[078]デマ(流言)を信じてしまった経営指導員向け | 検証 東日本大震災の流言・デマ−荻上 チキ

検証 東日本大震災の流言・デマ−荻上 チキ

検証 東日本大震災の流言・デマ
著者: 荻上 チキ
出版社: 光文社 (2011/5/17)
ISBN-10: 433403621X

Amazonなか見!検索:有り
目次:
 序章―なぜ、今、流言研究か(災害時における「情報」の重要さ 流言・デマは人を殺す ほか)
 1章 注意喚起として広まる流言・デマ(東日本大震災の流言・デマの特徴 三時間後に最大の揺れが来る? ほか)
 2章 救援を促すための流言・デマ(情報ボランティアたちの「災害カーニバル」 有名人の行動 ほか)
 3章 救援を誇張する流言・デマ(「ソースロンダリング」の危険性 オバマの演説? ほか)
 4章 流言・デマの悪影響を最小化するために(海外での日本の著名人死亡説 海外での原発流言 ほか)


TwitterでRT(リツイート)はしませんでしたが、コスモ石油のタンク爆発による火災についてのツイートは信じちゃいましたね。
2011/03/12 [コスモ石油]千葉製油所関連のメールにご注意ください

そんな東日本大震災での経験を次に生かすための1冊です。

日本人の誰かが犯罪を起こすと「こういう人が」説明されるのですが、外国人の場合「○○人が」と大きく括られることで、偏見が助長されるという問題点もあるため、ますます注意が必要です。(P.53)

これは頷かずにいられないですね。

自分の住んでいる地域であれば、ある程度どこの外国籍の人が居住しているのかがわかるかもしれないですが、「○○人が」と特定するのは難しいはずですよね。
こういう災害時で混乱している時は特にだと思います。


人は往々にして「メディアで取り上げられない」ことが真実の証拠であるかのような解釈をしてしまいます。
(中略)
災害時には、多くのメディア関係者が現地に入り、ほかの媒体を出し抜いても情報を取得し、発信したがっている状況もあります。「メディアで取り上げられない」かといって「隠している」と一足飛びに解釈してしまうのは飛躍しすぎです。
(P.66)


これも頷かずにいられないです!

普段の報道姿勢で元々メディアに不信感があるのは否めないかもしれませんが、こういう災害時には非常に口悪い表現ですが、メディア側としては「ウチだけの情報(スクープ)を」と考えていることでしょう。
もちろん倫理的に公共の電波で流すには不適切な情報かどうかは取捨選択するでしょうけどね。

しかし、現地からの声と思わせる言い方で「こうなんです!」と言われると「なぁに〜!だからメディアは信じられないんだ!」と思ってしまいますよね。気をつけなければ。


ツイッターなどの場合、「グーグルリアルタイム検索」などで検索すれば、他の人がどのようなつぶやきをしているかを一覧することができますから、これまでの拡散過程で、ソースが提示されたかどうかを確認することは難しくありません。(P.201)

今回の震災に関しては、やはりTwitterの便利さ、情報拡散の威力を感じました。
本書では「4章 流言・デマの悪影響を最小化するために」にて、自分が得た情報がデマであるかの調査方法やそれがデマだった場合にどうすればいいかという説明もなされています。
商工会/商工会議所の経営指導員のみならず一読しておいて損はないかと思います。

検証 東日本大震災の流言・デマ (光文社新書)検証 東日本大震災の流言・デマ (光文社新書)
荻上 チキ

光文社
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posted by @ka_shidoin(ケィエー指導員) at 06:33| Comment(0) | 本 | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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