
あらかわ a.k.a. @ka_shidoin(経営指導員)が所属している綾瀬市商工会の青年部が、
研修事業「俺の会社を見てくれ〜(2)」という事業を行うということで参加してきました。
事業の目的は、
・自分の会社のPR、長所・短所を発表し改善策を模索する。
・自分自身が講師になるため、資料の製作、発表の話し方の向上。
と、ありました。
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自分自身、3年前まで青年部を担当していましたが、
担当中はどうしても青年部事業に関する話題が多くなり、
部員さんの事業内容の話を聞いて、それに対する支援策などを提案する機会は多くありませんでした。
逆に、青年部担当を離れてから「荒川さん、あのさぁ…」と、
経営の相談や悩みを聞く回数が多くなりました。
今回、自社の業務内容等をプレゼンテーションするということで、
発表する青年部員さんの事業内容を深く知ることができるということで参加した次第です。
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青年部のブログで報告されているとおり、
今回は建設業の部員さん、3名が発表しましたが
それぞれ特徴ある発表で非常に感心しました。
(´-`).o0(少し上から目線ですかね?(笑 )
中でも…
前回も含め、発表者に共通して取り上げられる事項としては「営業」についてでした。
業種に問わず、「営業」という課題は会社経営にとって重要なファクターで、
それぞれがどのように営業しているかの意見交換が多く出ていると感じました。
営業含め、特に若手社員の教育についてどうしたらいいかという声が多くあり、
商工会のセミナー企画としてニーズがありそうな気がしました。
ヒントになるかわかりませんが、感じたことは、
社長が考える『経営コンセプトが社員(営業)に十分伝わっているか?』という点。
経営コンセプトとは…
−ビジネスモデル:誰に、何を売るか?
−マーケティング:どのように売るか?
…で構成されます。
自社が取り扱っている「商品、サービス」は、
「誰に(年齢・性別・居住地域・所得などターゲット)」向けて、
「(ターゲットにあった方法で)どの様に」売るか。
これを社員1人、1人に、しっかり伝えられているか?という点です。
例えば「とりあえず、飛び込み営業を1日50件やって来い!」という指示では、
営業さんも可哀想でしょう。
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競合他社が200社あると言う、斉藤さんに「同業他社が200社ある中で御社の強み(特徴)は何か?」
という質問をさせていただきました。
斉藤さんは、即答で、
「家族経営ゆえに規模は小さいが、『できないことはできない』と『ウソをつかない』ことがモットー」
ということでした。
# 他社は、営業がムシのいいことを言って契約を取って、
# 実際、現場で作業する際に「言った、聞いてない」のトラブルになることが多いそうです。
…などなど、中小零細企業の現場の声が聞けて良かったと思うと共に、
商工会として必要な支援を届けられるように勉強して、準備しておかないといけないと感じました。
次回は、商業編ということなので、
商業担当しては、話を聞いておかないと!って感じです。
お邪魔にならなければ、そちらも参加したいと思っています。