
負けてたまるか! 若者のための仕事論
著者:丹羽 宇一郎
出版社:朝日新聞出版 (2010/4/13)
ISBN-10:4022733292
Amazonなか見!検索:無し
「君は若手なのか?」と聞かれると困ってしまうあらかわ a.k.a. @ka_shidoin(経営指導員)ですが、
本書の冒頭でこれからの日本を背負って立つのは二〇代、三〇代の若い世代です。と書いてあるので、若手ということで(笑
『高い評価を得るためにアリのように働くのでは無い。
最初から高い評価を得ることを目的にしていたら「自分は評価されてしかるべき」
という驕りが必ず頭をもたげる』
最近はいわゆる「人事評価」を導入している商工会/商工会議所も多いでしょう。
その火中(?)にいる経営指導員は、設定した目標等に対して評価をされるわけですが、
他の経営指導員と無意識に「俺は、あいつよりやっている!」などと
比べてしまうことがあるのではないでしょうか?
とかく若い時はそうなりがちかもしれません。
『まずは謙虚にすべてを吸収するつもりで努力してみること』
確かにこの考えは大事かもしれません。
『ヘインリッヒの法則−1つの重大事故の背後には、
29の軽い事故があり、その背景には300の「ヒヤリやハッとする出来事」が存在する』
個人事業主の確定申告の納付期限が迫ってきて、
確定申告指導も佳境に入っていますが、
例えば確定申告書の住所欄、「平成[23]年1月1日の住所」の[23]のトコロを
記入するよう指導していますか?
ミスではないですが、こういう小さいトコロをしっかり指導しないと、
違う軽微なミスのトコロでも「まぁ、いいだろう」というような対応をしてしまうかもしれません。
『小さいことを気づいて改善したのなら、重大な事故を起こさずに済む。』
これは若手もベテランも心に刻んでおくべきですね。
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本書は、大きく3章に分かれている。
第1章 DNAのランプが点灯するまで努力せよ
−人は仕事で磨かれる
第2章 本は仕事と人生を深くする
−人は読書で磨かれる
第3章 己を知り、他人を知り、人間社会を知る
−人は人で磨かれる
第2章の「読書」の部分では…
『読書は食事と同じ。
一食分のご飯を食べたところでそれが筋肉になったり脂肪になったりと実感する人はいない
しかし、しっかり食べ続けることで背が伸び、筋肉がつき、髪の毛や爪が伸びてくる』
なるほど。
これは確かにそうかもしれない。
自分は、このブログを書くことが本を読むモチベーションの1つになっています。
もうすぐ50エントリーになりますが、100冊ぐらい読んだ時になにか
「悟り」のようなものが自分に降りてくるかもしれませんね(笑
それを信じて(?)続けていこうと思います!
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